【EC注目株!】第142回〈オークネット〉 世界初の中古車TVオークションを展開/時価は1300円台半ばに。様子見が賢明

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 中古車や花き(美しい花)などの小売店向けネットオークションを手掛けるオークネット(3964、12月期)は、世界初の中古車TVオークションを実現し1985年に産声を上げている。
 いかに画期的なものだったかは、1985年度の「日経流通新聞最優秀賞」を受賞したことにも明らか。当時、中古車オークションは興隆期にあった。そんな中で現在のビジネスモデルの原形を生み出すことができたのは、現社長の実兄に当たる、中古車販売業を営んでいた創業者、藤崎眞孝氏の慧眼による。
 足繁く中古車オークションの会場に通っていた藤崎氏は、「輸送や出荷の面でコストがかかる」という思いを募らせた。「事務所に居ながら、情報だけで取り引きできないものか」という思考から生まれたのが、件のTVオークションだった。これをもとにIT技術やネットワーク技術を駆使し情報流通の変革に挑み開拓されたのが現在のネットオークション。存在感を高めていった。

(続きは、「日本ネット経済新聞」12月5日号で)

〈筆者プロフィール〉
千葉明(ちば・あきら)氏
 昭和24年(1949年)6月18日、群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校、明治大学政経学部卒業。1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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