【ECコンサルタントによる「勝手にECサイト分析」】□□234 ジャパンEコマースコンサルタント協会 宮松利博特別講師〈「カゴノオト」〉/象徴的な動画+静止画で伝える物語

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 高知県の四万十川の小さな町で、ご夫婦が作る「四万十川のシュトーレン」を販売するECサイトが「カゴノオト」です。「四万十川のシュトーレン」は、四万十川のほとりで育てられた果実を、ひと月に1種類ずつ摘み取って手作業で1年かけてラム酒に漬け込んだ、12月のクリスマス前にだけ食べられるプレミアムな熟成スイーツです。
 四季折々の地元で採れた果実、クリスマス・キャンドル、日本の自然に恵まれた片田舎で作られたこのクリスマスのお菓子を、一目見ただけで忘れられない「シンボリックなビジュアル」がまず目を引きます。
 そしてワンスクロールすると、まるで映画のワンシーンのような「都会と田舎をつなぐ」をテーマにされて暮らしている、ご夫婦のストーリーが動画で紹介されます。


■都会と田舎をつなぐ

 ご夫婦は11年秋、東京から高知の四万十町へ引っ越されました。当初は農作業に取り組みながら民家風カフェを営んでいらしたそうです。しかし、徐々に都会で抱いていた憧れと「田舎暮らしの現実」とのギャップに挫折し、農作業を諦め、生活に瀕しながら、どう暮らして行くべきか路頭に迷われた時期もあったそうです。

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月14日号で)

〈筆者プロフィール〉
みやまつ・としひろ
 株式会社ISSUN代表取締役。00年からEC数社を立ち上げ、年商20億円などの急成長で、06年に株式上場。同時に保有株を売却、渡米しシリコンバレーなど海外の次世代eコマースの運営現場を研究しながら、スマホやソーシャルメディアによる新たなマーケティング手法を確立。11年にウェブ制作・マーケティング会社、ISSUNを設立。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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