【ネットショップ 「売れる」デザイン・演出テクニック】連載95 令和時代初! 年末商戦のすすめ

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■インバウンドから見る都市と地方の温度差

 改元から約半年が経過し、本年も残すところ1カ月余りとなりました。今回は改元以降の国民の意識変化についてお伝えするとともに、ともに令和時代初の年末商戦への心構えを伝授します。
 改元以降、国内ではさまざまな行事が行われました。中でも特に国民の関心が高かったのは、初のベスト8入りを果たした「ラグビーワールドカップ」ではないでしょうか。
 連日報道で取り上げられた「インバウンド」による収益が、増税後の日本経済に潤いをもたらしたということも言えますが、その影響は経済面だけではありません。
 例えば、来年日本で開催予定のオリンピックですが、政府はインバウンドの来日者数4000万人、インバウンドによる旅行消費額8兆円を目標に掲げています。
 これらを達成するためには、インバウンド客がストレスフリーな状態で滞在や観光ができる環境を整えることが課題となります。都市部ではオリンピック開催に向けて、早々にインバウンド客を迎え入れる体制を強化しています。一方で、外国人旅行者と接する機会がさほど多くない地方在住者は、どこか他人事のように感じてしまいがちです。
 そんな中で開催されたのが「ラグビーワールドカップ」です。都市部だけではなく多くの地方自治体が、公認のチームキャンプ地として外国人選手を受け入れました。キャンプ地の日本のホスピタリティーの高さは、海外から高い評価を得ました。選手達の一致団結した「ワンチーム精神」と「勝って兜の緒を締めよ」という謙虚な国民性が、国内において良い相互作用を生み、地方と都市の温度差が目覚ましく変化するきっかけとなりました。その結果、日本国民の結束が高まったと言えるでしょう。


■縁起物と財布のひもの相関性

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月14日号で)

〈著者プロフィール〉
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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