【”集客”成功のメソッド】　〈せーの〉共同企画で商品を拡販

　アパレル販売の、せーの（本社東京都、石川涼社長）は、アニメやゲームのキャラクターに合わせた洋服やアクセサリーをＥＣサイトで販売している。
　今年８月には、スマートフォン向けアプリケーションゲームの「アイドリッシュセブン」と共同企画した商品を販売した。ゲームに登場するキャラクターが来ているパーカーやシャツなど８種類の商品を紹介した。２０年１月に発送を予定している。
　アプリを運営しているバンダイナムコのホームページに商品の動画を埋め込み、ゲームのファンにも商品とブランドの認知拡大を図っている。
　また、同社では、越境ＥＣがＥＣ事業売り上げの２５～３０％を占めている。海外で人気のある日本のゲームやアニメなどのキャラクターと共同企画した商品で、香港や中国、マレーシアでの販売につなげているという。
　今年１０月には、京都市の八坂神社の前に、同社のブランド「ＦＲ２（エフアールツー）」の新店舗を開設した。海外の観光客が多い、京都市で店舗を開店することで、海外の新規顧客を獲得するとしている。店舗では、同社のインスタグラムの案内を配布し、すぐに商品を購入できるようにしている。
　社長室ＰＲの川瀬真之氏は「１２月にも共同企画を実施する。さらに、ブランド力を広げて新たな顧客を獲得していきたい」と話す。


【データ】　
■販売チャネル「自社サイト」