【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第269回 〈あごだし専門ECサイト「あご匠松井」〉/ブーム到来の中、素材と製法にこだわりファン増加

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松井浩之氏

 飛魚(あご)の産地として有名な長崎県平戸市。「あご匠松井」の松井浩之氏は、平戸のあごのおいしさを全国に紹介した第一人者として知られる人物だ。平戸伝統の炭焼き製法による”本物のあご”にこだわり、その味は料理評論家をはじめ幅広い人々に高い評価を受けている。転機となった「グルメのための味百選」への出店と広がり、ネットショップの状況などについて、松井氏に聞いた。

◆こだわり・広がり

 1993年にホームページを作り、ネットショップを開設したが、当時はインターネットの普及率が低く、あごだしの知名度も低かったため、反応はほとんどなかったという。しかし同年に高島屋の催事「グルメのための味百選」に初出店が決まり、知名度を上げるきっかけとなった。
 「全国の老舗、選りすぐりの名店に、高島屋のバイヤーが直接出店依頼に来られます。第1回から出店している老舗の社長は、『味百選に選ばれることは、高校野球でいえば甲子園に出場するレベルだ』とおっしゃっていました。ここに出店したことで、当店の『つまみ飛魚』『あごだし』がグルメの間で広まり、後のあごだしブームの種火になったと言われています」
 2016年にあごの価格が高騰しつつ、あごだしブームが到来。さまざまな商品が発売されるなか、素材と製法にこだわった高級だしを提供し続け、ファンを増やしていった。
 「江戸時代から続く伝統製法の焼きあごの流通が減り、あごが少し入った『あご入りだしパック』が大手食品メーカーなどで販売されることが目に見えていました。そこで、地元の有名店とともに『焼あご保護促進協議会』を結成し、農水省のGI(地理的表示)の登録申請を行いましたが、力及ばず。しかし、伝統製法による本物のあごを守り続けていきます」


◆声・反応

 看板商品の「つまみ飛魚」の発売から今年で30年。反応は大きく変わった。

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月19日号で)

〈運営会社概要〉
【運営】株式会社 あご匠松井商店
【開設時期】1993年9月
【スタッフ数】2人
【ショップ形態】自社ショップ(運営は修美堂株式会社)、アマゾン
【導入システム】カラーミーショップ
【配送委託先】日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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