【受賞店に聞く】 〈ヤフーショッピング大賞2018 アクセサリー部門1位〉ジュエリー工房アトラス/豊富な品ぞろえとサービスでCS向上

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植松守社長(写真中央)

植松守社長(写真中央)

 ジュエリーなど装飾品の製造・販売を手掛けるアトラス(本社山梨県、植松守社長)が運営する「ジュエリー工房アトラス」は、2018年の「ヤフーショッピング大賞」アクセサリー部門1位となった。売り上げは5年連続で10%前後の増収を続けている。商品数は約18万点。顧客に「選ぶ楽しさ」を提供することに力を入れている。メーカーならではの細やかなサービスも強みだ。
 商品を自社製造していることから、顧客のこまやかな要望に応えることができるという。例えば、1センチメートル単位でネックレスの長さ調整に対応する。顧客に希望に応じて、通常よりも短い納期で届けることも可能だ。
 顧客の大半が結婚や記念日などにサイトを訪問するため、デザインや品質にこだわりたい人が多いという。同業他社の取り扱い点数が3~4万点のところ、同社はその4倍以上だ。
 20万円を目安に、高額な指輪は購入前にフィッテイングを推奨している。サンプルリングを一人3点まで送料無料で貸し出す。
 価格競争に陥るのではなく、豊富な品揃えやサービスで顧客満足の向上につなげている。
 「お客さまの手元に商品が届いたときの満足感が一番大切だと考えている」(植松社長)と話す。
 膨大な商品数から好みの1点を選び、誕生石の追加や記念日の刻印、細かなサイズ調整など、多岐に渡るサービスを用意している。「満足感が、商品の価値となる。価値を感じると、高額商品が売れる」(同)と説明する。
 人気商品は、純プラチナのネックレスや純金のネックレス。「素材に対するお客さまからの信用が第一。昔ながらの正しい品質を維持し、今後も商品数の拡充に力を入れる」(同)としている。


【データ】 
■販売チャネル「自社サイト」「ヤフー」「楽天市場」「アマゾン」「au Wowma!」「ヤフーオークション」
■導入システム「EC-cube(サイト構築)」
■外注先「佐川急便(配送)」「日本郵便(配送)」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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