【成功・失敗談を聞く〈M&Aのリアル〉】第1回〈【買収サイド】ラグザス・クリエイト 福重生次郎代表取締役社長〉/1年で17サイト買収し、成長を生むコツ

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 会社や事業のM&Aを経験した事業者に、M&Aの成功ノウハウや気を付けるポイント、失敗談などを聞く。今回は昨夏から17件以上のメディアを買収し、事業拡大につなげているラグザス・クリエイト(本社大阪府)の福重生次郎社長に買収サイドのノウハウを聞いた。同社はメディアを買収することでリユース車売買プラットフォームなどの既存事業の集客を拡大したり、音楽教室のメディアを買収して事業を多角化したりしている。19年3月期の売上高は、前期比30%増の20億円程度に拡大。20年3月期はM&A効果により、さらに売り上げを伸ばす計画だ。

 ─M&Aを積極的に展開する狙いは。
 1年前からウェブサイトのM&Aを手掛けている。買収するメディアの選定基準は二つある。一つ目は既存事業の集客力を高めるために既存事業と親和性のあるサイト。二つ目は新規事業を展開するためのサイトだ。
 例えば、リユース車売買プラットフォーム「smartオークション」の利用者を獲得するために、自動車総合メディアを買収した。
 今年4月に買収した音楽教室のポータルサイトは、新規事業を展開するために買収した。当社では生活で必要となるサービスや、現状で便利ではないものをより便利にするサービスを提供している。M&Aで事業を横展開している。

 ─どのように買収先を見つけたのか。
 今年3月に買収した自動車関連のメディアは、当社の希望をもとにM&A仲介会社のパラダイムシフトに候補をリストアップしてもらい、買収を希望するサイト運営者への交渉もしてもらった。

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月1日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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