【ECコンサルタントによる「勝手にECサイト分析」】□□220 ジャパンEコマースコンサルタント協会 清水将平特別講師〈「楽天市場」「ヤフーショッピング」〉/ギフト機能でアマゾンとの差別化が可能

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 前回は出品形式の「アマゾン」にフォーカスしましたが、今回は出店形式の「楽天市場」や「ヤフーショッピング」でこそ注力できる販売方法について分析します。
 お中元やお歳暮など、ギフト需要に合わせた販売方法について取り上げます。「アマゾン」でもギフト販売は可能ですが、物流サービス「フルフィルメント・バイ・アマゾン(FBA)」を利用した冷凍・冷蔵保存の商品の販売や、予約注文での販売は難しいです。
 常温や食品以外の商品でも「FBA」のギフトオプションを利用した場合、「アマゾン」が提供するラッピングやメッセージカードしか利用できず、他の出品者と差別化するのが困難です。


■法人宛、複数送付先に難

 「楽天市場」や「ヤフーショッピング」では、出店者が任意に備考欄を設けることができ、買い物かご付近に、ラッピングやのしの可否などのオプションを容易に設けられます。
 筆者がギフト商品を注文した際にどのモールでも困るのが、法人宛や複数の送付先を指定するケースです。例えば、「楽天市場」と「ヤフーショッピング」には、「アマゾン」のように会社名の入力欄がなく、「姓」の項目に会社名、「名」の項目に代表取締役◯◯様のように肩書と名前を入力する必要があります。
 さらに送付元は「アマゾン」や「ヤフーショッピング」では、あらかじめ登録した複数の情報から選択できますが、「楽天市場」の場合は都度修正する必要があり、非常に手間がかかります。

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月1日号で)

〈筆者プロフィール〉
しみず・しょうへい
 日本ECサービスの代表取締役。03年から07年に楽天でECコンサルタントなどを経験。日本全国1200社以上の楽天ショップが加盟する日本最大級の会員サポートサービス「ECマスターズクラブ」を運営。また自ら日本全国47都道府県に訪れ、セミナー講師としても年間1500人以上にノウハウを教える。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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