【”集客”成功のメソッド】 〈鼓月〉祭りイベントでECに集客

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佐藤紫乃氏

佐藤紫乃氏

 和菓子販売の鼓月(本社京都府、中西英貴社長)では、京都を中心に地域のお祭りなどで、若者をネットサイトに集客している。
 京都で祇園祭りが行われた際には、京都市烏丸にある店舗で団子などを販売。来店者にツイッターやウェブへの案内を配布することでネットへの集客に成功している。アニメや歴史が好きな若者が集まりやすい京都での催事販売に力を入れ、ECへの集客につなげている。
 主力商品の「千寿せんべい」だけでなく、洋菓子ブランドの「KINEEL(キニール)」の販売にも力を入れている。顧客は40~50代女性が中心だが、キニールの購入者の20%以上が、20~30代の女性になっている。
 09年に、全国の顧客に向けて販路拡大を狙い、ECサイトを開設した。今年6月には、新ブランド「姫鼓月」を立ち上げ、そごう神戸に出店を開始した。「姫鼓月」は、どら焼きなど人気商品を小さくしたもので、若者の購入を意識したブランド。今後、実店舗での販売実績をもとに、ECでの販売も視野に入れていくとしている。
 広報の佐藤紫乃氏は「まず、スマホの画面サイズにも対応できるようにし、ECを強化していきたい」と話す。

【データ】 ■販売チャネル「自社サイト」「楽天市場」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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