【EC注目株!】第135回〈トレジャー・ファクトリー〉 家具・家電部門で2年連続業界首位の実績/時価は1000円トビ台。押し目買い姿勢が賢明

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 リユース市場の拡大が顕著。「リサイクル通信 中古市場データブック2018」は、16年に1兆7700億円に広がった市場規模が「2020年にはさらに1兆9500億円になる」と予想している。
 改めて事業施策の一環としてネット通販も手掛ける、業界大手トレジャー・ファクトリー(3093、2月期)の今を検証した。
 家具・家電部門で17年・18年連続で業界首位の実績。19年2月期は「7.9%増収、45.6%営業増益、63.3%最終増益」。今期も「11.3%の増収(197億4100万円)、0.4%の営業増益(9億900万円)、10.8%の最終増益(6億2600万円)」計画。
 前期末で全国に125店舗を有するトレジャー・ファクトリーがECに乗り出したのは10年2月。ファッション業態の「トレジャーファクトリースタイル」サイトの開設だった。
 現在の自社サイトは、「トレファクオンライン」「トレファクスタイルオンライン」。前者の主力アイテムは「楽器」「家具」「ホビー」「家電」など。後者は「ブランド」「ファッション雑貨」。また「ブランドコレクト」でも「ブランド品」「ジュエリー」中心に自社サイトでECを行っている。
 ビジネスモデルの基本は、目利きスタッフが店頭で買い取った品物を店舗のECサイトに出品。売買契約が成立すれば店舗から配送。前期にこんな枠組みをスタートさせた。

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月25日号で)

〈筆者プロフィール〉
千葉明(ちば・あきら)氏
 昭和24年(1949年)6月18日、群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校、明治大学政経学部卒業。1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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