ツール活用で作業の効率化・時短を目指す

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 リスティング広告に強い広告代理店の広告運用のプロ担当者が、リスティング広告の社内運用のコツを伝える連載企画。第4回目となる今回は、作業の時間を短縮して、分析に時間を費やせるようにするためのノウハウを、カルテットコミュニケーションズの竹内達哉氏に紹介してもらう。


■無料ツールを活用

 リスティング広告の運用担当者は、「日々の業務に追われ、広告制作や運用にかかる時間ばかりが増えて、分析の時間を十分にとることができない」というケースも少なくありません。
 そこで、作業時間の短縮を図ることが必須です。そのためには、さまざまなツールを導入することが効率化のポイントになります。無料で使えるツールも多くあります。ツールの存在を知っているか知っていないか、上手に使えるか使えないかで作業の時間は大きく変わることになります。
 広告を入稿するための代表的な無料ツールは、「Google広告エディター」と「キャンペーンエディター(Yahoo!)」です。これらの最も便利な機能は、新しくキャンペーンを立ち上げるときに、以前のキャンペーンで設定していたキャンペーン名や広告グループ名、キーワード、配信設定などをコピー&ペーストできる点です。変更したい部分だけに手を入れられるので、時間短縮に有効です。
 このツールを使わない場合、以前とほぼ同じ作業内容を、新規のキャンペーンでも設定していかなければならず、大変非効率です。
 アクセス解析に有効な無料ツールとしては、「Googleアナリティクス」があります。サイトを訪れたユーザーが、どのページを見て、滞在時間はどれくらいだったか、そしてどのページに移動したのかといった経緯を把握することができます。どのページが有益だったのかを一目瞭然に分析することができ、分析結果をメールで受け取ることも可能です。

(続きは、「日本ネット経済新聞」6月20日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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