いつも.上席コンサルタントの高木修です。先週、米国ラスベガスで開催されたイベント「SHOPTALK(ショップトーク)」に参加してきました。このイベントでは、ノードストローム、メイシーズ、グーグル、フェイスブックなどが登壇し、小売業のデジタル化やECの最新テクノロジーについて紹介します。
小売業やECの動きで数年先を進んでいる米国の動向を整理することで、国内の事業者が近未来の戦略立案に役立てていただけると思います。
■デジタル化は必須
全体を通して発信されたキーワードは、すべて小売りやブランド企業は、ビジネスモデルを「デジタル化しないと生き残れない」ということです。
すでに、小売業とメーカーの境目はなくなりつつあります。小売業はPBなどモノ作りを行い、ブランドは直販を推進していくという流れが急速に進んでいます。デジタル化の波により、小売りとメーカーの「共存共栄はなくなる日」が近づいています。
イベントでは、「オムニチャネル」「モバイルファースト」というキーワードは完全に見なくなり、その取り組みは当然のこととして動いています。
(続きは、「日本ネット経済新聞」3月14日号で)
〈執筆者略歴〉
いつも.上席コンサルタント 高木修氏
いつも.のECコンサルティングノウハウを開発する部門の責任者を行いながら、大手企業のEC事業拡大のコンサルティング業務も手掛けている。米国在住経験もあり、海外ECモデルの変遷にも精通し、6年連続で米国視察を行い、米国の小売りおよびEコマースの最新動向も収集・整理して日本での活用を提案している。
【速報〈SHOPTALK〉アメリカ小売最前線レポート】〈上〉 小売業とメーカーの共存共栄はなくなる
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