【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第238回 〈梅酒専門ECサイト「梅酒専門蔵」〉/梅産地ならではの高品質商品でファン増加中

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時枝亮氏

時枝亮氏

 大分県日田市大山町は、50年以上前、「梅栗植えてハワイに行こう」のキャッチフレーズで農業改革を行い、大分県から国内外へと広まった一村一品運動発祥の地として知られる。この地にニッカウヰスキーとともに造った工場を構え、梅酒を製造販売するおおやま夢工房のネットショップ「梅酒専門蔵」は、梅産地ならではの高品質な商品でファンを増やしている。商品へのこだわりやECの状況について、ネットショップ担当の時●(●は「枝」の右上に「、」)亮氏に聞いた。

■こだわり・人気商品
 梅酒専門蔵の梅酒のこだわりは、何と言っても梅の実の品質だという。
 「元気な梅を育むためには、有機肥料のみを使った健康な土作りが原点です。鮮度も非常に大事で、地元大山町で朝採れた新鮮な青梅を使うことで、熟成しても梅の酸味と香りが生きたフルーティーな梅酒に仕上がります。傷がないことはもちろん、均質な梅酒作りのために実の大きさをそろえ、規格外は使いません」
 この店一番のこだわり商品は、希少な梅を究極にシンプルでごまかしのきかない製法で長期熟成した「ゆめひびき」だ。
 「梅酒作りに最適といわれる鴬宿梅(おうしゅくばい)を使っています。栽培量が減りつつある希少品種のため、当社では登録農家に栽培を依頼しています。3年熟成の鴬宿梅の原酒を高級ウイスキー熟成の木だるに詰め直し、2年追熟した『樽仕込高級梅酒ゆめひびき』は人気商品で、高級バーのカクテルのベースにも使われています。南高梅を使った『南高梅のこだわり梅酒』は、一番の人気商品です。全日空の国際線ビジネスクラスでも提供されており、機内で飲んでおいしかったからと注文される方もいます」

■客層・声
 ”高級””こだわり”のイメージが強いこともあり、客層は中高年層が多いという。

(続きは、「日本ネット経済新聞」12月20日・27日 合併号で)

「樽仕込高級梅酒ゆめひびき」は国内外のコンテストで金賞他多数の賞を受賞

全国梅酒品評会2016金賞「梅花爛漫プレミアム」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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