【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第237回 〈亘理町特産品専門ECサイト「みんなの亘理」〉/商品を発掘、包装など含めて商品開発し全国へ発信

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横山英子代表

横山英子代表

 パワフルジャパン宮城では、代表の横山英子氏が「NPO法人元気な日本をつくる会・宮城支部」の事務局長を務めていることから、宮城県亘理(わたり)町との官民パートナーシップ推進事業として、さまざまなサポートを行っている。震災後の復興プロジェクトの一環として開設した「みんなの亘理オンラインショップ」では、地元のみで販売されていた商品を中心に、全国に販売。商品開発、ショップの状況などについて、横山代表に聞いた。

■商品開発・人気商品
 西を阿武隈高地、東を太平洋の黒潮、そして北を阿武隈川に囲まれた自然豊かな亘理町ではさまざまな特産品がある。ただ、全国に知られているものは少なかった。
 「素晴らしい特産品はありますが、そのままではネットショップに掲載できない商品が多かった。そこでまず商品を発掘し、その後、詰め合わせや包装を考えたり、同封するレシピを作るなど商品開発を行いました。中でも、地元在住の傘作りの職人さんと、内閣総理大臣賞受賞のこけし工人(こうじん)さんとのコラボによる『こけしの赤い傘』は大評判でした。近くの方にしか販売していなかった商品を全国の方にお届けできることは、生産者の皆さんのやる気につながっています」
 自然の恵みを生かし、季節ごとの人気商品をそろえているのもショップの特徴だ。
 「1〜4月は生産量東北一のイチゴ、5〜10月は本州で唯一栽培されている生のアセロラ果実、9〜11月は亘理町の郷土料理『はらこめし』、そして12月は予約ですぐに完売するリンゴと、希少品種のシクラメン。通年販売の加工品も取りそろえています」

■広がり
 亘理町にゆかりのある人々から始まり、メディアや口コミを通じて顧客は全国に広がりつつあるという。

(続きは、「日本ネット経済新聞」12月13日号で)

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記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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