【ECコンサルタントによる「勝手にECサイト分析」】□□193 ジャパンEコマースコンサルタント協会 清水将平特別講師〈「特別編」〉/意外と知らない楽天市場のスマホ対策

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

スマホの商品説明文にある画像は拡大できない

 今回は、ECサイトではなくECモール自体を勝手にサイト分析してみます。そのECモールとは楽天市場。私は03年から2年半ほどECコンサルタントとして楽天に籍を置いていました。10年にコンサルタントとして独立してからの楽天市場は、年々スマホ比率が高まり、直近の決算発表では楽天市場のモバイル流通比率が全体の69,3%と発表されていました。注文件数ベースでは7割を超えていると予想されます。
 その楽天市場において、ショップが対策しなければならないポイントをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。


■スマホにおける留意点

 まず、楽天市場のサイトは、ヤフーショッピングやアマゾンと異なり、ウェブページからアプリに遷移されるディープリンクへの対応が遅れています。まだまだスマホのブラウザーで商品ページを閲覧するユーザーは多いのが現状です。
 そして、楽天市場の商品ページは、スマホのブラウザーとアプリで表示される情報が異なるという点を理解しておく必要があります。
 例えば、ブラウザーの商品ページでは、下部に「大バナー」「小バナー」「目玉商品」「商品ページ共通説明文」「営業日カレンダー」が共通で表示されます。しかし、アプリの商品ページでこれらの要素は一切表示されず、商品ページ上部の「商品」の隣にある「ショップ」というメニューを選択して、表示される仕様となります。
 商品価格やレビューという購入意思決定に強く影響する情報も、ブラウザーでは商品説明文の下に、アプリでは商品説明文の上に表示されるという違いがあります。さらにアプリでは商品説明文内の画像が拡大できません。
 このため、ショップとして伝えたい情報が本当にお客さまの目に留まっているかを意識し、重要な情報は、商品説明文の上部に記載するなどの工夫が必要になります。


■サーチ結果にも違い

 商品サーチでも注意が必要です。パソコン(PC)では、PC用キャッチコピーが検索結果に表示されますが、モバイルキャッチコピーはスマホのブラウザーとアプリの両方で検索結果には表示されません。
 本来、キャッチコピーとは、お客さまの注意を引く目的ではあるものの、商品ページを閲覧してからしか表示されない仕様となってしまっているため、例えば楽天スーパーSALEやお買い物マラソンなどで、セールの割引率やクーポンの配布などを伝えたい場合は、PCとスマホで唯一共通で検索結果に表示される商品名の先頭に記載するしかありません。

(続きは、「日本ネット経済業新聞」12月6日号で)

スマホのランキングではショップ名が表示されない

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

勝手にECサイト分析 連載記事
List

Page Topへ