【徹底解説! 楽天市場画像基準改定】第3回 20%要素の使い方が勝敗分ける

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テキスト要素が20%以上だとガイドライン違反となる

 前回は商品画像のガイドラインについて、違反した場合の、違反点数の加点方式について、解説しました。今回は、具体的にどのような画像が違反にあたり、どのような画像であれば基準をクリアするのかを、解説します。まず、ガイドラインを順守するポイントとして(1)テキスト要素の占有率(2)枠線(3)背景─の三つのポイントがあると、お伝えしました。

 (1)のテキスト要素とは、第一商品画像に載っている、「商品画像以外のもの」を指します。テキスト要素に含まれるものとして規定されているのは、「ロゴ」「産地や容量の補足情報」「送料無料」「値段などの補足情報」「商品が写っていない写真(生産者の顔写真など)」「イラスト」「『No image』の文字」「画像クレジット」─などです。
 一方、テキスト要素として含まれないものは、「商品自体を身につけてたり利用したりしている写真」「商品によって生み出されたものの写真」「カラーバリエーション」「商品の模様」「素材等の拡大」「商品のセット内容」「利用後の状態を示す写真(化粧品など)」「商品自体の別カット」「商品のパッケージやラッピングのカット」「商品自体に印刷されている文字」─などです。
 テキスト要素は、第一商品画像の20%以下と規定されています。

 (3)の背景について、第一商品画像では、単色白ベタ塗り、もしくは「写真背景」の利用を、出店者に求めています。
 「写真背景」は、商品と同時に撮影した一枚の画像の背景のことです。商品に関連性のない写真の背景を、商品画像と合成する表現は不可です。
 壁や床、スクリーンバックの単色の背景を利用する場合は、できるだけ明るい、白色を基調とした色の壁や床を利用すべきです。

 今回のガイドラインで注意すべきポイントは分かりましたか。主に抑えるべきなのは、次の五つのポイントです。

・第一商品画像のみが対象
・テキストは20%以下
・枠線はNG
・一枚画像か、商品に関連した画像を背景に利用するのは可
・違反があれば2019年1月から加点対象(2018年12月中に変更対応完了を目指す)

 これらの点を抑えてしっかりと対策すれば、画像の中の商品の訴求ポイントを「0」とする必要はありません。テキスト占有率20%以下のルールさえ守れば、「送料無料」「あす楽」「ポイント10倍!」「○○年保証!」などといった、店舗独自の訴求ポイントをユーザーに伝えることができるのです。
 「どこがOKでどこがNGなのか?」という疑問は、各要素の要点を押さえれば、どこに気をつけて変更すればいいのか見えて、解消できます。テキスト情報などをすべて排除して、「白背景に商品画像のみ!」という極端な変更でなくても大丈夫ですし、原則それは控えるべきでしょう。

 今回のガイドラインが施行されることで、「この20%以下のテキスト要素をどのように使うか?」で各商品画像の訴求力に大きく差が出ることは明白です。場合によってはクリック率や売り上げにも大きな影響が出る可能性があります。
 ガイドラインにのっとり、いかに的確な訴求を行い、クリック率を上げるか? がポイントになるので、よりテクニックとノウハウが求められるようになってくるでしょう。(おわり)


〈プロフィール〉
仲村 和浩氏(なかむら・たかひろ)
 株式会社ワンプルーフ 取締役

 2009年にワンプルーフに参画後、楽天市場などのECモールで、大手メーカーや中小企業まで300社以上の、店舗立ち上げや運用に携わってきた。ブランドやメーカーの直販EC戦略設計を得意とする。

カラーバリエーションはテキスト要素に含まれない

×は背景が単色ではないためNG

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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