【ゼロから始めるブランド開業日記】第3回 自分が欲しいものを作る

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■本質は商品にあり
 前回は、業界の現状や、私のキャリアについて書いてきました。今回はブランド立ち上げ時のポイントを紹介します。
 昔から「インターネットは本質をあぶり出すツールだ」と言っていました。今でもそう思います。この15年で、大企業も中小企業も、同じようなツールを持つようになり、ネットマーケティングで勝負できる領域が少なくなってきた。これが、現状だと思います。
 IT業界、通販業界と経験してきた私は、商品が本質だと考え、商品開発の喜びを体験しました。自分自身でもブランドを立ち上げたいと思うようになり、41歳で独立。いよいよ自分自身でブランド立ち上げを決心します。
 ブランドを立ち上げるといっても、まずコンセプトを考えなくてはなりません。というか、それ以前に何を作り、売るのか。世の中で売れている商品をリサーチしても、お客さま(ユーザー)のニーズ調査をしても、そういった机上の空論ではブランドはできないと、常々感じていました。
 私がブランドを作るときに大切にすることは、「自分の欲しいものを作る」。これに尽きると思います。
 よくお店やカタログを見ていても「これ誰が買うんだ?」という商品があると思います。もちろん、買う人もいると思います。誰かが本当に欲しいと思って作っているのかもしれません。しかし、中にはそうではないものも見受けられるように思います。

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月6日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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