【EC注目株!】第101回 楽天/出店定額制の差別化戦略が成功要因に/IFIS目標平均株価1280円と上値余地示す

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 楽天(4755、12月期)は、カンパニー制を執っている。創業者CEOの三木谷浩史氏は日本興業銀行(現みずほ銀行)時代に米国ハーバード大学大学院に学び1993年にMBAを取得。97年に現在の前身となるエム・ディー・エムを設立した。カンパニー制のもと70余のサービスを展開しているが、入り口は周知の通りECモール「楽天市場」の立ち上げ。既に先発組はいたが、00年に上場。早々に一歩抜きんでた。
 その理由は何だったのか。「楽天市場は(織田)信長時代の〝楽市楽座〟の発想に求められる」とされる。つまりどんな商圏も、顧客を惹きつけられてはじめて成り立つ。モールへの出店に際し、定額制という差別化戦略で市場に乗り込んだ点に求められる。

(つづきは、「日本ネット経済新聞」1月25日号で)


<著者プロフィール>
千葉明(ちば・あきら)氏
 昭和24年(1949年)6月18日、群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校、明治大学政経学部卒業。1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

EC注目株! 連載記事
List

Page Topへ