【EC注目株】第94回オウケイウェブ/Q&Aサイトの先駆け。現在カテゴリーは1100に及ぶ

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”目下戻り基調で、600円回復が一里塚”

 オウケイウェイヴ(3808)の顔は、利用者同士が質問・回答をする「OKWAVE」の運営。創業者社長の兼元謙任氏がPC黎明期の1900年代終盤に、ある質問をインターネットの掲示板に発したことに端を発する。満足いくような答えが得られなかった。「ならば」と前記の枠組みのQ&Aサイトの立ち上げの意を固め99年に試用公開、00年2月に正式公開した。
 現在では大手OSに同様のサービスが見受けられるが、同社がまさに先駆け。疑問や悩みが「質問」として投稿され、広範囲からの「回答」が寄せられるが、その内容は文字取り人間が抱える多種多様なもの。
 人間関係の悩み相談もあれば「PCやデジタル機器の選び方・使い方」「法律絡み」「医療・健康」、さらには「不動産売買」関連などまで「カテゴリーにすると1100に及ぶ」(IR担当者)。OKWAVEの登録・利用は無料だ。
 では同社の収益構造は!?
 3事業(ソーシャルメディア/エンタープライズソリューション/多言語CRM事業)で構成されているが、例えば、エンタープライズソリューション事業の主力商品がFAQ(想定問答集)の作成・運用を導くシステム「OKBIZ.」。同社の顔であるQ&Aサイトの開発・運営のノウハウが基になっている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月5日号で)




【筆者プロフィール】
千葉明(ちば・あきら)氏
 昭和24年(1949年)6月18日、群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校、明治大学政経学部卒業。1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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