【EC注目株!】第92回 リネットジャパングルーブ/「ブックオク」に師事、ネットリユース事業を展開

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”時価は弱含みの展開、来期見通し待つのが常道”

 リネットジャパングループ(3556)が展開する事業の2本柱は、「ネットリユース」と「ネットリサイクル」。トヨタ自動車に身を置きながら「起業」の志を持ち続けた、現社長の黒田武志氏により創業(2000年7月会社設立)された。
 起業家への道を模索した黒田氏が「これだ」と直感したのがブックオフの創業者、坂本孝氏との出会い。行動派の黒田氏は坂本氏の講演会等に積極的に出向き、トヨタ就業中にノウハウを得んがためブックオフのアルバイトを始めた。坂本氏もその熱意・姿勢を評価し、「のれん分け」という形で、まず店舗で事業を始めた。
 しかし時はまさにインターネットの黎明期。時間を置かず「ネット」ビジネスに舵を切った。
 ネットリユース事業は自社サイトでの買い取り・販売を行うだけでなく、アマゾン・ヤフーといったショッピングモールへの出店を並行して行い、その存在を世の中に広めていった。現在、「書籍、及び関連メディア」やそれ以外の「総合商材」が取り扱われている。前者は中古本・CD・DVD、ゲームソフト等に加え、フィギュアなどのオタク商材。後者はブランド品・貴金属・楽器・スポーツ用品など幅広い。取扱数は100万点を超えている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月7日号で)



【著者プロフィール】
千葉明(ちば・あきら)氏
 昭和24年(1949年)6月18日、群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校、明治大学政経学部卒業。1973年4月、日本短波放送(現日経ラジオ社)入社。1976年5月、経済評論家・亀岡大郎氏に師事。1982年6月、独立、(有)オフィスエーシー設立。そして自営のいまも、新聞・雑誌の原稿作成、書籍上梓、講演活動に従事。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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