【EC向けサービス導入事例】第34回〈オルグロー「楽太郎」〉/導入サイト 洋傘専門店「じゃのめ堂」/サイト更新がスムーズに 業務改善の成果も実感

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「洋傘専門店じゃのめ堂」のサイト画面

「洋傘専門店じゃのめ堂」のサイト画面

 ECサイト「洋傘専門店じゃのめ堂」の運営を行う浜垣義商店(本社大阪府、浜垣博
社長)は15年1月、オルグロー(本社東京都、塩田英司社長、(電)03―5467―7856)の「楽太郎」のサービスを導入した。導入前と比べて利用料を50%削減できたという。
 浜垣義商店が楽天に出店したのは00年ごろ。新規事業として立ち上げたという。開設当初から洋傘を専門に取り扱っている。現在は、約300品目をそろえている。
 「開店から10年くらいは、ネット通販のやり方もよく分からず、売り上げは伸びず開店休業に近い状況だった」(山本稔店長)と言う。同社がEC事業に本腰を入れ始めたのは11年。楽天のECコンサルタントの勧めで楽天大学の受講を開始し、サイトの見直しを行った。サイトリニューアルを実施したところ売り上げが倍増したという。これがきっかけとなり11年以降毎年、前期比約15%の増収を続けている。14年7月期は前期比16・7%の増収だった。
 同社ではさらなる業績拡大を狙い、13年1月に、サイトの見栄えを良くするため、サイトのにぎわい演出システムを初導入した。その時導入したのは「楽太郎」ではなかったが、売り上げが着実に伸長したという。
 ただ「表示させるコンテンツを自分で設定できず、提供会社といちいち連絡を取り合わなければいけなかった。更新するのに時間がかかっていた」(同)と話す。オルグローの「楽太郎」に乗り換えたところ、「自分で好きに使いたいパーツを設定できるようになり、サイト更新作業がスムーズになった」(同)と言う。導入から短い期間で業務改善の成果が実感できたとしている。「以前のシステムだと、システム会社とうまく連絡が取りあえないこともあったが、オルグローは頻繁に電話連絡をしてくれるので、分からないことも聞きやすい」(同)とオルグローの顧客対応も高く評価している。
 利用料についても、以前に使っていたシステムの半額で済むようになった。「業務のスリム化だけでなく、金銭的なコスト削減にもつながった」(同)という。導入してからまだ日が浅いため「『楽太郎』の使い方を試しながら取得し、売り上げアップにつなげたい」(同)と話す。
 浜垣義商店では、「楽太郎」以外にも、オルグローの提供するサービスを利用している。楽天内のセール情報の表示を自動化する「スーパー楽ポイント」も最近導入したばかり。こちらは、「うまい使い方を模索している段階」(同)としている。


〈システム概要〉 
 ECサイトのモール店の画面上のにぎわいを演出するサービス。商品の発送日の表示や、新着商品を表示させるなど、ECサイトをにぎやかな見栄えにすることができる。低価格で導入することが可能で、転換率アップや業務効率化などに役立つ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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