【集客 アップしました】〈ケンコーコム〉/第4四半期に楽天24の売上急伸

サイトデザインを一新し、操作性を改善した

 ケンコーコムが楽天内で展開している日用品ECサイト「楽天24」の売り上げが伸びている。14年1―9月期の9カ月間の売上高は16億5500万円だったが、14年10―12月期の3カ月間で13億5600万円を売り上げ、通期で目標としていた30億円を突破した。商品点数の拡大や、サイトのリニューアルが奏功したという。
 楽天24は10年10月、楽天が、出店者の出品している水や酒、食品、洗剤など日用品をまとめて販売するサービスとしてスタートした。品ぞろえやサービス内容を急速に拡充させるため、楽天は14年1月、ケンコーコムに楽天24事業を譲渡した。ケンコーコムは自らが主体となり、アマゾンやアスクルの日用品ECサイト「ロハコ」に対抗するサービスを再構築することになった。
 ケンコーコムは14年2月、楽天24を利用した、楽天市場のダイヤモンド・プラチナ・ゴールド会員向けに、楽天スーパーポイントの付与率を増加するキャンペーンを開始した。ダイヤモンド・プラチナ会員には通常の3倍、ゴールド会員には通常の2倍のポイントを付与した。
 同キャンペーンが好評だったことから、上位会員のポイント倍付けを継続し、楽天のヘビーユーザーの取り込みを継続的に強化している。
 同7月には、楽天24の商品数をこれまでの4倍増となる約6万品目に拡大した。約18万品目の品ぞろえを誇る「ケンコーコム」のECサイトと楽天24をシステム統合することにより、大幅な商品数の拡充が可能になったという。
 同8月には、楽天市場内で日用品を販売する楽天24のサイトデザインを一新した。操作性を向上し、商品を検索しやすくしただけでなく、訪問者の属性に合わせて提供する情報を変えるといった「パーソナライズ化」を強化した。
 従来の楽天24のサイトデザインは、他の楽天市場のページとほぼ同様だった。リニューアルにより、毎日利用しても飽きの来ないシンプルなデザインに変更した。商品カテゴリーを示すタブを分かりやすく配置するなど操作性の向上も図った。
 楽天市場にログインしているユーザーが訪問した際には、登録住所へのお届け日を提示できるようにした。今後はユーザーの趣味嗜好を分析し、お薦め商品を提案することなども予定している。
 配送サービスについては、楽天自体の配送サービス強化策に対応させることにより、さらに充実させたい考えだ。楽天は、街中に設置された宅配ロッカー「楽天BOX」で商品を受け取れるサービスを現在試験的に展開しているが、これにはすでに対応している。楽天はさらに、今春から郵便局にも「楽天BOX」を設置していく計画を発表しており、楽天24としてもいち早く対応していく考えだ。
 品ぞろえやユーザビリティーだけでなく、サービス面でも競合サイトに対抗することにより、さらなる売り上げの拡大を図っていく。


〈企業データ〉
 運営会社 ケンコーコム株式会社
 出店先 楽天
 導入システム ─
 配送委託先 ヤマト運輸
 担当者数 ─

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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