【売り上げアップしました】センティーレワン/バーゲンせずに１０期連続増収

　靴下・パンストなどのレッグウエアメーカー大手であるナイガイは０７年２月、ＥＣ事業を行うセンティーレワン（本社大阪府、新谷功社長）を設立した。センティーレワンはレッグウエアやバッグのＥＣサイトをモールに出店し、バーゲンを一切行わずに創業以来１０期連続で増収。１７年１月期の売上高は、前期比７％増の１５億円だった。
　主力商品のバッグは、国内ブランドのこだわりのある商品を取り扱っている。安売りをしないメーカーと取引することで、ＥＣ市場で値崩れしない商品を販売。商品の写真やコピーなどをすべて内製化している。ブランドの価値観や特徴が伝わるコンテンツが最大の強みだ。
　「デザイナーのロングインタビューをサイトに掲載したり、ブランドごとのブックを購入者に配布したりしている。ここまでしているサイトはあまりないだろう。愛用者さまの中には『センティーレワンが薦める商品なら買いたい』と言う方もいる」（新谷社長）と話す。
　同社は長年、国内ブランドのバッグを取り扱ってきていることもあり、販売実績やその取り組みが評価され、ブランドからの協力も得られやすい。
　「１年に一つぐらいのペースで取り扱いブランドを増やしている。コンテンツ制作に時間がかかるため急速には増やせない」（同）と話す。

（続きは、「日本ネット経済新聞」６月２９日号で）