【EC売り方研究所】テレビ番組の撮影協力/集客・知名度、効果は幅広く

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 テレビ番組の撮影に協力することが、ブランド認知や従業員の定着率向上につながったというEC企業が増えている。高級白衣のECを手掛けるクラシコでは、医療ドラマの衣装協力が話題を呼び、ニュースサイトで記事が紹介された当日は売り上げが5倍に伸びた。中古携帯ECの携帯市場では、テレビ番組への協力が、離職率の低減や、検品精度の向上につながっている。テレビ局にとっても、独自の商品力を持つEC企業は、番組制作に欠かせないパートナーになっているようだ。

撮影セットを丸ごと用意 装飾材やシャンデリア等を販売する、みはしは、東京・板橋区のショールームの6~8階を、テレビ番組の撮影セットとして有償で貸し出している。同社では、撮影セットの提供を行うスタジオ事業部に、専属スタッフ3人を配置している。撮影セットは1クール(3カ月)単位などで、番組制作会社に貸し切りで提供している。
 もともとはテレビショッピング開始を目指して8階建ての自社ビルに設置した撮影用スペースだったが、テレビ通販開始の予定がなくなったため、スペースの有効利用を図るため、テレビ向けに転用したという。同社の顧客には番組制作会社も多く、物販事業とのシナジー効果が見込めることも、同事業開始の理由の一つだったという。
 同社のEC売り上げのうち8割をBtoBが占めており、撮影セットは、撮影に訪れたテレビ局のプロデューサーに対する営業の場と同社では位置付けている。「撮影当日に1~5階のショールームで商品を購入してくれた制作会社は、次回以降ECでも購入してくれるようになる。当社のEC売り上げは14年4月期のサイト開設以降、毎年、前期比20%増を続けているが、撮影スタジオの設置は、EC売り上げの伸長にも貢献してくれている」(東根秀和通販課課長)と話している。

(続きは、「日本ネット経済新聞」6月1日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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