【EC売り方研究所】新しいユーザーコミュニティー/手軽に口コミ閲覧できる仕組みを構築

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新サービスを発表したオウケイウェイヴの福田道夫副社長(写真左)、ナイガイの新谷功執行役員(同中央)、メディアシークの西尾直紀社長

新サービスを発表したオウケイウェイヴの福田道夫副社長(写真左)、ナイガイの新谷功執行役員(同中央)、メディアシークの西尾直紀社長

 靴下メーカーのナイガイは4月27日、Q&Aサイト運営のオウケイウェイヴや、QRコード読み取りアプリを提供するメディアシークと共同で、新しい口コミ情報サービスを発表した。商品のバーコードやQRコードをスマホで読み込むと、商品の口コミ情報をすぐに閲覧できる仕組みを構築した。アウトドア用品ECのナチュラム・イーコマース(本社大阪府、及川信宏社長)は5月、新興SNS「Mastodon(マストドン)」内にアウトドア専門のコミュニティー「ナチュドン」を立ち上げた。両社ともユーザー向けの新しいコミュニティーを作り、情報発信を強化したい考えだ。

■スマホで手軽に閲覧可能
 ナイガイは自社商品の口コミサイト「ものトーク」を、オウケイウェイヴのQ&Aサイト「OKWAVE(オウケイウェイヴ)」内に開設した。「OKWAVE」のユーザーが口コミを投稿するだけでなく、ナイガイの社員も情報を発信する。多角的に商品を知ったり、足元に関する悩みを解決したりできるコミュニティーとなっている。
 ユーザーがメディアシークのQRコードアプリ「アイコニット」でナイガイの商品に記載されているQRコードやバーコードを読み取ると、「ものトーク」に遷移する仕組みも構築。ユーザーがスマホで手軽に商品に関する口コミを閲覧できるようにした。
 ナイガイの新谷功執行役員は、「商品を通じてお客さまの足元にまつわる悩みを解決するのが当社のミッション。お客さまの悩みの声を聞いたり、当社の商品をより多くの方に知ってもらったりするための仕組みを今回の協業で作った」と話す。
 ナイガイは足元の悩みを解決する付加価値商品を多数展開している。近年、商品購入前に口コミ情報を確認する消費者が増えているため、積極的に口コミを配信し、手軽に閲覧できる環境を作ることで商品の魅力を効果的に訴求できると考えている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月18日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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