【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第171回 濃縮出汁専門ECサイト<だし道楽オンラインショップ>/あごだしにこだわった万能調味料 地域問わず好評

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ニ反田圭児 氏

ニ反田圭児 氏

 広島県、瀬戸内海にある江田島に工場を持ち、しょうゆ・だしの製造販売を行う二反田醤油。自慢の商品「だし道楽」を広めるため、まずはうどん店を開業。その後、自動販売機で販売を開始し、注目を集める中、ネットショップ設立という独自の展開で認知度を上げている。ネットショップ担当の二反田圭児氏に聞いた。


●商品の特徴
 地元広島(瀬戸内)では、一般的に料理にはいりこだし(イワシ)を使うが、「だし道楽」ではあごだし(トビウオ)にこだわった。
 「地元ではなじみのない魚でしたが、全国の素材の中で見た目も味もいいものを探していき、トビウオにたどり着きました。商品は、ペットボトルの中に焼きあごと昆布を入れ、素材のうま味を調味液にしっかりと出しています。ご家庭で調理する際は、しょうゆ、酒、みりんなどを合わせることなく、しょうゆ感覚でそのままかけてもよし。水で希釈して幅広い料理に使うこともできる簡単・便利な万能調味料です。あっさりとした上品なうま味は、地域を問わず好評をいただいています。最近、あごだしがブームになり、だしパックやめんつゆなど多くの商品が各社から出ていますが、当社は14年前からあごだし製品を販売しています。リピーターは徐々に増え、この春、焼きあご・昆布・宗田節入りの『だし道楽 プレミアム』も発売しました」

●独自の販売方法
 呉市の実店舗「うどん屋 だし道楽」は、自慢のだしと、呉で親しまれている喉ごしのいい細麺を合わせたうどんが評判に。店舗前には、だしの自動販売機が設置されている。
 「製品の販売が目的で始めたうどん店ですが、営業時間の短さから、時間外にも『だし道楽』を購入したいというお客さまの声が増えていきました。それを受け、販売方法の珍しさと便利さもあり、自動販売機での販売を行うことにしました。2007年から開始し、現在、東京、大阪、福岡など全国に40カ所41台を設置。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月11日号で)

商品には炭火焼きあごが丸ごと1匹入っている

2種類の「だし道楽」は見た目のインパクトとおいしさで評判

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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