【ビィ・フォアード 山川博功代表取締役社長】 〈中古車以外の販売も順調〉/物流のプラットフォームを築く

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 海外向けにインターネットで中古車販売を手掛けるビィ・フォアード(本社東京都、山川博功代表取締役社長)の18年6月期売上高は、前期比42・5%増の570億3500万円だった。現在は中古車のみならず、家電や日用品などの販売も順調で売上高に貢献している。同社の目標は、商品の販売だけではなく、物流の仕組みを作ることにあるという。山川社長に増収の要因と、今後の展望を聞いた。

■販売数15万台超え
 ─中古車の販売状況は。
 現在最も多くの中古車を輸出している国はマラウイです。月によって変動がありますが、平均すると1カ月1000台強を販売しています。マラウイに住む人がインターネットで検索するワードランキングの7位には「ビィ・フォアード」が入っています。
 17年度の中古車販売台数は、約11万2600台。チャイナショックのあおりを受け、かなり落ちました。18年度は昨対比33・5%増の15万436台で、だいぶ持ち直してきました。19年は17万5000台を予想しています。
 アフリカをはじめとした新興国相手の取引は、国の情勢によって好調な場合とそうでないときがはっきり分かれます。カントリーリスクは常に存在し、実際今年の年明け1月には、ジンバブエとコンゴでインターネットが遮断されて大影響を受けました。

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月7日号で)


〈プロフィール〉
やまかわ・ひろのり氏
 1971年福岡県出身。明治大学文学部文学科フランス文学専攻卒。93年東京日産自動車販売に入社。97年カーワイズ入社。99年ワイズ山川を設立。04年ビィ・フォアードを設立、代表取締役を務める。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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