〈インタビュー〉バリューコマース 香川仁社長/スマホ広告、オムニチャネル支援を強化

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香川仁社長

 アフィリエイト運営会社のバリューコマースは、昨年から中小EC事業者が利用しやすいサービスの提供を開始し、広告主や商材のバリエーションを拡大している。スマートフォン(スマホ)広告に特化した広告配信サービスの提供も始めており、広告展開の幅を広げている。このほか、ヤフーおよびソフトバンクグループの強みを生かしたサービスも強化している。昨年1月に社長に就任した香川仁氏に同社の強みと今後の方針について聞いた。

グループシナジー押し出す

 ─アフィリエイト広告市場の動きをどう捉えていますか。
 私はヤフーの出身で、ヤフーの広告商品の企画から運用までを手がけていました。アフィリエイトは成果報酬型で、大手企業だけでなく中小企業にも使ってもらえるので、広告主にとって優しい広告だと認識しました。EC市場の伸びに伴い、アフィリエイト広告市場も年次10%ぐらいずつ伸びています。とてもいい市場環境にあると感じています。
 ─アフィリエイトは金融や旅行でも利用されていますが、物販の伸び率はどうですか。
 物販の伸びは堅調です。多くのアフィリエイターがさまざまな商品を丁寧に紹介してくださるようになったので、裾野が広がってきたと思っています。
 ─バリューコマースの強みはどこにありますか。
 当社はヤフーとソフトバンクのグループ会社なので、グループシナジーを前面に押し出しています。ヤフー系のアフィリエイトのプロモーションはバリューコマースが担っています。そのほか、当社が独占で提供しているプログラムを持っています。
 ─グループシナジーとは具体的にどんなものですか。
 アフィリエイト運営会社で唯一、ラインアップに「ヤフー・ショッピング」「ヤフオク!」が加わっていることが差別化になっています。ソフトバンクとは昨年6月に、ソフトバンクのスマホユーザー向けのオンラインモール「得するモール」の運営を開始しました。ユーザーはここで買い物したり、アプリをインストールすると携帯電話利用料金に使えるポイントが貯まる仕組みです。ユーザーはどんどん増えています。グループ内のアセットをうまく組み合わせて、EC事業者やユーザーにメリットのあるサービスを今後も展開していく考えです。
 ─広告を掲載するメディアや広告主の数は。
 メディアは102万サイトを超えています。また、約1800の広告主が現在稼働している状況です。

(続きは本紙2月12日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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