【18年注目のソリューション企業】w2ソリューション 山田大樹 CEO/サイト構築支援で急成長/ECの課題をワンストップで解決

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 ECサイト構築支援のw2ソリューション(本社東京都、山田大樹CEO、(電)03―5148―9633)は総合通販向け、リピート通販向けのサイト構築システムを提供し、急成長している。ECの販売チャネルやマーケティングが多岐にわたる中、システムにおける課題をワンストップで解決できる点が評価されている。これまでの成長要因や18年に取り組む重点施策を聞いた。

■導入企業354%成長

 ーーーW2ソリューションのシステムが、成長EC企業に採用されている要因は。

 製品力や機能数では業界トップクラスを誇る。さらに導入企業さまが目指す、「どういった接客を行うか」「どういうサポートを実現するか」という顧客体験を一緒に実現しようとしている。こうした一貫した姿勢を貫くことで、導入企業さまの成長率が354%と高い実績を出すことができている。

 ーーー導入しているのは中堅・大手企業が多いのか。

 中小規模のECサイトから年商100億円以上の大規模ECサイトまで、予算や用途に応じて柔軟性・拡張性に優れたシステムを提供している。総合通販向けの「w2Commerce(ダブルツーコマース)」とリピート(単品)通販向けの「リピートPLUS」を提供しており、双方とも手軽に導入できるプランから、カスタマイズ可能なエンタープライズ版までそろえている。
 事業規模の拡大とともに必要となってくる高度なシステムを、導入企業さまの成長に合わせて無償オプションとして提供している。導入企業さまの成長に合わせて、高機能なシステムにスムーズに移行できるため、システム投資を最適化できる。
 昨秋には機能を大幅にバージョンアップし、管理画面のデザインも刷新した。フラットデザインでより使いやすく、タブレットでも見やすくなった。

■豊富な連携システム

 ーーー外部システムとの連携も積極的だ。

 ECは高度化するとともに、チャネルも増えている。チャネル管理やマーケティング、バックヤードのシステムがバラバラだと事業規模が大きくなったときに、成長を妨げる要因になる。
 当社は「楽天市場」「ヤフーショッピング」「アマゾン」など主要ECモールはもちろん、3月からはアスクルの「ロハコモール」や三井不動産の「&モール」とも連携する。さらに、一元管理システムの「ネクストエンジン」「テンポスター」とも連携。ECモールや基幹システム、顧客からの問い合わせ対応など、オールインワンシステムで実現できる強みがある。
 決済サービスを自由に選べたり、複数の物流拠点を一元管理できたり、バックヤード業務を最適化できる点も好評だ。
 マーケティングにおいても、シルバーエッグのレコメンドエンジンを標準搭載したり、「ソーシャルPLUS」と提携してSNS連携の機能も強化した。ワードプレスを活用してメディアコマースを実現したいという企業の要望にも応えている。

 ーーーシステム以外も支援しているのか。

 昨年、「カスタマーサクセス(CS)チーム」を立ち上げた。製品の機能や運用方法をアドバイスするだけではなく、外部のコンサルタントやアフィリエイト、ツール、物流、倉庫などパートナーサービスを紹介している。CSチームがさまざまなイベントに参加し、セミナーレポートを無料で提供するサービスも好評だ。当社でマーケティングやオペレーションを支援する機能も強化している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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