LINEは6月15日、メッセージアプリ「LINE」上からECサイトにユーザーを送客するサービス「LINEショッピング」を開始した。利用者には「LINEポイント」を付与し、購買を促進する。LINEのリテールサービス室コマース戦略チーム・藤原彰二氏は、新規顧客の獲得に成果が出ているという。実際に開設後、新規獲得率が50%を超えるEC事業者もあるそうだ。
ーーーLINEショッピングの出足は。
まずまずの出足だ。ブランド側からの反響も大きく、リリース時に100サイト以上が参加していたが、その後150社以上からエントリーがあった。6月26日以降から新規出店が始まっている。出店したサイトではすでに新規顧客の獲得に効果が出ている。リリース前のテスト時から新規率が15~38%と高かったが、リリース(6月15日)後に掲載した企業の中には新規率が50%を超えているケースもある。
ーーーどんな企業でも参加可能か。
LINEショッピングはブランドとユーザーをつなぐというコンセプト。そのため、モール店のみの企業は参加をお断りしている。ただ、ユーザー目線ではモールの方が利用しやすい。モール自体の出店も考えている。申請していただいた後に審査してから掲載する流れになる。商品データの登録や商品ごとの反響を計測できるように協力していただきたい。計測することでユーザビリティーを向上できる。後々には人気商品を上位表示する仕組みにする予定だ。
(続きは、「日本ネット経済新聞」7月13日号で)
【LINE リテールサービス室コマース戦略チーム 藤原彰二氏】新規獲得率50%の事業者も
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