【ライフドリンクカンパニー 橋本知久執行役員】 <25年からEC事業部を設立> 楽天SOYでは2年連続の大賞に(2025年4月10日号)

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 清涼飲料水の製造・販売を行うライフドリンクカンパニーは2020年2月からEC事業を展開している。事業開始以降、売り上げを急拡大させており、「楽天SOY」や「Qoo10 AWARDS」などでも表彰されている。「楽天SOY」では、ジャンル賞大賞を2年連続で受賞するなど、業界内の注目される企業の一つになっている。24年4月には、静岡・御殿場に新工場を設立した。同社では、主力商品である炭酸水に加えて、お茶やミネラルウォーターの製造を開始するなど、商品ラインアップの拡充を図っている。25年1月からは新たに、社内にEC事業部を設立した。これまでにも増して、ECに本格化に取り組んでいく方針だという。EC事業の現状や、今後の展開について、EC事業部の責任者を務める、執行役員の橋本知久氏に話を聞いた。

 ─EC事業について聞きたい。
 当社はもともと、飲料を製造し、スーパーやドラッグストアなどを通じて販売してきた。EC事業は、20年2月から開始した。楽天市場などのECモールへの出店や、自社ECサイトの運営も行っている。25年1月には、社内にEC事業部を設立した。現在は10人前後のメンバーで、EC業務を担当している。
 EC事業部ができたからといって、これまでと業務内容が変わるわけではない。だが、メンバーの意識は変わってきていると感じている。当社の中で、EC事業が認められたということでもある。自社ECや各モールの担当者は、これまで以上の結果を残すため、日々運営に取り組んでいる。
 一方で、会社の期待には、プレッシャーも感じている。会社が事業部としてやっていこうと言ってくれた以上、結果で応えたい。今までと同じことをしていたのでは、同じ結果にはならない。これまで結果を出してきた楽天市場でも、受賞し続けることの難しさは、周りの企業を見て感じている。
 ECで扱っているのは基本7SKUだけだ。当社では、「1000個販売して、3個当たればいい」という考えは持っていない。そのためSKU数を絞り、確実にヒットを狙える商品を販売している。期間限定の商品などはあるものの、基本的に商品は絞っている。


■楽天SOYでは連続受賞

 ─楽天市場での取り組みについて教えてほしい。
 楽天市場には、EC事業を開始した20年2月から出店している。出店以降は、新人賞やジャンル賞など、楽天SOYの各賞を5度受賞することができた。ジャンル賞の大賞は、昨年に続き2年連続での受賞となった。来年も受賞することを目標にしている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月10日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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