【クラダシ 代表取締役社長CEO 河村晃平氏】 <7月1日に社長就任> /社内カンパニー制で意思決定を迅速化(2024年7月11日号)

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 ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi(クラダシ)」を運営するクラダシは7月1日付で、社長交代の人事を実施した。河村晃平取締役執行役員CEOが代表取締役社長CEOに就任した。関藤竜也社長は代表取締役会長に就任した。河村社長は社内カンパニー制を導入し、今まで以上に意思決定と業務執行の迅速化を図る。河村社長に就任の経緯や社内カンパニー制、これからの展望などについて聞いた。

 ─7月1日付で代表取締役社長CEOに就任した経緯は。
 私は19年6月にクラダシに入社したのだが、もともと入社したときから、創業者で社長を務めていた関藤から「いつかどこかで河村に社長を務めてもらいたい」と言っていただいていた。
 22年7月には、執行役員制度を導入した。それ以降、経営の意思決定のスピード向上、ガバナンスの強化に取り組んできた。今回、さらにクラダシを成長させるべく、創業社長による経営から、次世代に経営を継承していく必要があると考え、経営体制の変更を決定した。


社内カンパニー制を導入

 ─今回、河村氏が代表取締役社長CEOになってから採用した社内カンパニー制の詳細は。
 商社ではよく取り入れられている制度だと思う。社内カンパニー制とは、企業内において事業部門を一つの会社のように位置付けて独立採算制で運営する制度のこと。
 今回、「ECカンパニー」「ブランドソリューションカンパニー」「サプライチェーンソリューションカンパニー」「ロジスティクスソリューションカンパニー」の四つを設け、私は代表取締役社長CEOでありながら、EC事業である「ECカンパニー」のCEOも務める。各CEOには、大きく権限を付与したため、その範囲内であれば各カンパニーのCEOが判断し、物事を進めていい。今まで以上に事業成長の加速化が期待できる。
 ─河村社長がECカンパニーのCEOも務めるわけだが、ECとしての「Kuradashi」はどのように成長させていくのか。
 24年6月期は非常に苦しかった年だった。

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月11日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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