【Eコマース業界地図 「ECモール&プラットフォーム編」】 〈インタビュー〉ヤフー/広告投資のストアが売り上げ伸ばす

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 ヤフーは今回、取材日程の調整が難しいということで、質問に対して文書で回答してきた。ヤフー広報室からの回答を紹介する。
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 ─ソフトバンクユーザーによるヤフーショッピングの利用を活性化させるために、どのような施策に取り組み、どのような結果が得られたか。
 ソフトバンクスマホユーザーは、スマートログインというID連携の設定を行うことで、ヤフープレミアム会員の特典がすべて使えるだけでなく、ヤフーショッピングでのお買い物でいつでも獲得ポイントが10倍になった。
 また、18年の「いい買物の日」キャンペーンでは、11月11日当日、ソフトバンクスマホユーザーなら全商品ポイント16倍、100ストア以上を対象とした企画では、25倍のポイントアップ施策を実施した。
 ソフトバンクスマホユーザーであってもヤフープレミアムの特典を利用されていない方がまだ多くいらっしゃるので、その認知を上げ、利用いただくことでお得さを実感いただき、ヤフーショッピングを継続的に利用いただけるような環境を構築したいと考えている。
 なお、「いい買物の日」におけるヤフーショッピングの取扱高は、「いい買物の日」期間中(11月5日~11日)、全体の約85%がプレミアム会員(スマートログイン設定済みのソフトバンクスマホユーザーを含む)によるもので、11月11日当日は、取扱高の約95%を占めた。
 ─ヤフーショッピングに関連した広告サービスの売り上げは。効果的に広告を活用している出店者は、どう広告サービスを活用し、売り上げを伸ばしているのか。
 ヤフーショッピングの広告については、18年第2四半期は、前年同四半期比で28%増、71億円の売り上げ収益となり、好調を維持している。
 「5のつく日」キャンペーンや週末など売り上げが上がる期間に広告露出の強化をしたり、プレミアム会員や特定カテゴリーに興味関心の高いユーザーにセグメントを絞って広告配信したりするなど、購入見込みの高い優良顧客に、良きタイミングでターゲティングし効率的な広告掲載をしている。出店料は無料ながら、広告予算を投資し、きめ細かい運用に注力しているストアが売り上げを伸ばしている。
 ─18年3月の戦略共有会では、実店舗での商品受け取りを可能にするなど、物流改善に取り組むと発表していた。進捗状況は。
 店頭受け取り機能については近々リリース予定。その他、物流に関しては引き続き、あらゆる可能性を検討している。

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記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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