【ファッションEC 2018〈最新ソリューション活用術〉】 〈RIZAPグループのEC基盤を構築〉夢展望 濱中眞紀夫代表取締役、クルーズECパートナーズ 稲子谷光代表取締役/「ショップリスト」の知見でEC化推進

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夢展望の濱中眞紀夫社長(写真左)とクルーズECパートナーズの稲子谷光社長

 RIZAPグループの夢展望は9月、クルーズグループのクルーズECパートナーズ(本社東京都、稲子谷光社長)と業務委託契約を結んだ。夢展望が構築を目指すRIZAPグループのECプラットフォームの開発を、ファッションECモール「SHOPLIST(ショップリスト)」の構築ノウハウを持つクルーズECパートナーズが手掛けることになった。夢展望の濱中眞紀夫社長とクルーズECパートナーズの稲子谷光社長に、今回のプロジェクトの狙いや経緯、今後の展望を聞いた。
 ─RIZAPグループのECプラットフォーム構想の端緒とは。
 濱中 夢展望の事業をどう成長させるかを考えたときに、シーズンや流行の波の大きいファッションの小売事業だけでなく、座布団のように積み重なっていく事業を構築したいと考えていた。RIZAPグループには約80社の企業があり、ジーンズメイトなど実店舗中心の企業はEC化に課題を感じている。特に難しいのがオムニチャネル化を見据えた自社ECサイトの開発・運用だ。本店となる自社ECサイトを運営するためには、ECサイトの構築だけでなく、CRMや物流、分析などすべて自前で用意しないといけない。当社が仕組みを作り、グループ各社に利用してもらえば、グループ各社は機能的な自社ECサイトを構築でき、当社もストック型の新規事業を作ることができると考えた。
 ─ECプラットフォームの開発パートナーにクルーズECパートナーズを選んだ理由は。
 濱中 クルーズECパートナーズは、「ショップリスト」の構築・運用ノウハウを持っている。出店者に管理画面を提供し、各社で運用できる仕組みにも精通している。こうした経験やノウハウは、当社が求めるニーズと合致している。
 ─クルーズECパートナーズにとっては特殊なケースではないのか。
 稲子谷 確かにこれまでの事例とは毛色が違う点はある。ただ、当社は「ショップリスト」の運用経験から、ただシステムを構築するだけではなく、売り上げを伸ばすために運用で何をすればいいか分かる。新たなECプラットフォームでもそうしたノウハウを提供できる。
 ─新たなECプラットフォームはどのようにオムニチャネルに対応するのか。
 濱中 グループの各社は大半の企業がすでに多くの顧客資産を持っている。その顧客資産を生かし、EC事業も活性化するため、実店舗とECで共通に使えるようなモバイルアプリを各社で立ち上げたい。その上で在庫、ポイント、顧客情報の三つの統合を実施する。
 ─今後の展望や意気込みは。
 濱中 来春くらいまでにはECプラットフォームを活用したグループ企業のECサイトを開設したい。三鈴やジーンズメイトなど先行して支援する企業でしっかりと実績を上げて、グループ会社に参加を促していく。ファッション以外のジャンルや定期販売型の商材も対応できる仕組みを構築する方針だ。
 稲子谷 クルーズショップリストとクルーズECパートナーズを合わせると120人以上の社員がいて、その約6割がエンジニアだ。ただ人材を抱えているだけでなく、自分たちでEC事業や物流を運用している。こうしたリソースや経験をしっかりと生かし、夢展望さまとプロジェクトを成功させたい。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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