【韓国 最新物流レポート】 〈Emart「NE.O.002」〉/商品がスタッフの元に来る高効率倉庫

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多くの配送車で当日配送

 韓国の大手スーパーマーケットであるEmart(イーマート)は16年1月、ネットスーパーの物流センター「NE.O.(ネオ)002」を開設した。「GTP(Goods to Person)」という商品が自動的に仕分けされ、ピッキングするスタッフの元に来る仕組みを構築。高効率な倉庫で3温度帯の商品の当日配送を実現している。
 イーマートのネットスーパーは10年にサービスを開始しており、当時はリアル店舗から商品をピッキングしていた。14年に物流センター「ネオ001」を開設したが、外部のソフトを導入したことが原因でエラーが生じ、センターが停止してしまうことがあった。
 「ネオ002」では1420億ウォン(約140億円)をかけ、日本のマテハン機器メーカー・ダイフクのシステムを導入し、ソフトは内製化した。エラーが生じる可能性を踏まえて、自動化率を高めながらも、人の目で確認し、精度の高い物流センターを構築した。
 ソウル近郊の顧客は午後2時までに注文すれば当日中に商品を受け取ることができる。配達時間は午前6時から午後10時までの3時間単位で区切られた時間帯を選択できる。


■生鮮品は非自動化
 「ネオ002」の作業スペースは4フロアに分かれる。4階は加工商品、3階は冷蔵・冷凍商品、2階は飲料や日用品など大型品を保管している。
 4階には仕分け・ピッキングの自動化装置を導入。注文頻度に応じて商品を七つのランクに分けて保管し、機械が効率的に取り出せるようにしている。シーズンやトレンドによって変動するランクは毎週見直している。
 注文の入った商品はピッキング担当のスタッフの元に運ばれ、スタッフはモニターで必要数を確認し、ケースに入れる。ケースに入れられた商品の重量でピッキングのミスがないかチェックできる機能もある。
 生鮮品を扱う冷蔵フロアでは商品の鮮度を人の目で確認できるように、商品仕分けなどに自動化装置を導入していない。賞味期限の50%以内という基準を設け、厳格に管理している。

(続きは、「日本ネット経済新聞」09月13日号で)

4フロアの機能的なセンター

効率的な配達ルートを自動的に算出

ダイフクの仕分け・ピッキングシステムで自動化

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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