【Ｅコマース業界地図　「一元管理システム編」】

　複数店舗の受注・在庫管理や商品登録を一括で行うことができる「一元管理システム」は、ＥＣ企業の成長に欠かせない仕組みとなっている。導入実績が豊富な「ネクストエンジン」「クロスモール」などを中心に、カスタマイズに強い「通販する蔵」「特攻店長」、低価格に強みがある「まとまるＥＣ店長」などバラエティーに富んだサービスがそろっている。ＥＣ業界のウェブメディア「ｅコマースコンバージョンラボ（ｅｃｃＬａｂ）」と共同で主要な「一元管理システム」をマップにまとめ、注目システムや導入企業の成功事例を紹介する。

　「ネクストエンジン」「ＣＲＯＳＳ　ＭＡＬＬ（クロスモール）」「ＧｏＱＳｙｓｔｅｍ（ごくーシステム）」などＡＳＰ型のシステムは、自動化機能をアピールしている。受注処理や出荷指示を自動化することで、業務量を大幅に減らし、人的ミスも削減できるという。


■カスタマイズに強み

　「通販する蔵」「特攻店長」「マイティ通信販売」などは、導入企業の業務内容やシステム環境に応じたカスタマイズに強みがある。オムニチャネルの連携や基幹システムとのつなぎ込み、煩雑な業務フローの改善など、カスタマイズでないと対応できない課題は多い。
　ＩＴ導入補助金に採択されているシステムは増えている。公的補助を活用して導入するのも得策だ。