【Eコマース業界地図 「ECサイト構築サービス編」〈リピートカート〉】 PRECS〈「リピスト」〉/導入サイトは500超/LINE@で顧客対応も可能に

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ASP事業部・岸田隆統括マネージャー

ASP事業部・岸田隆統括マネージャー

 PRECS(プレックス、本社東京都、廣田朋也社長)が提供するリピート通販専用カート「リピスト」の導入サイトが拡大している。現在、500サイト以上が導入し、利用店舗の年間流通総額は530億円に達した。広告運用や転換率向上のためのLP一体型フォーム、CRMなど機能が充実。今夏にはLINE@での顧客対応機能やチャット型購入フォームも提供を開始し、さらに機能を拡充する。
 料金プランは四つあるが、最も安価なプランでは初期費用2万9800円(税別)、月額料金1万4800円(同)から利用できる。必要に応じてプランを付け足せる「オプション方式」のため、ランニングコストを抑えることができる。新規参入企業でも手軽に利用でき、年商100億円規模にまで成長可能だという。
 新規顧客獲得に強みがある。アフィリエイトなど広告管理機能や、カゴ落ち率が低いLP一体型の受注フォームを標準搭載している。「LP一体型フォームは2クリックで購入を完了でき、ユーザーはストレスのない買い物が可能。導入社はCVRの劇的な向上が期待できる。さらに今夏にはチャット型購入フォームを実装し、顧客はチャット画面でやり取りしながら購入情報を入力し、決済まで完了でき、さらなるCVRの向上を目指したい」(ASP事業部・岸田隆統括マネージャー)としている。
 CRM機能も充実している。CTI(コンピュータと電話の統合システム)連携により、電話で問い合わせが入ると「リピスト」の管理画面で顧客情報を呼び出すことができる。新規顧客と既存顧客を分けて管理できたり、ウィジェット(分類された管理機能)の配置を自由に変更できたりすることで、オペレーターはスムーズに対応できる点も好評だ。
 7月には「LINE@」を活用した顧客対応機能も実装する。
 「カートでは国内初のサービスだと思う。テンプレートで効率的に顧客対応できるようにするが、顧客一人一人に応じた接客をしていただくために、あえてチャットボットは搭載しない。LINE@で効果的なファン作りが可能になる」(同)と話す。
 業務を効率化する倉庫管理システム(WMS)との自動連携機能も好評だという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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