CRM/MAシステムを提供しているコアフォース(本社東京都、小村富士夫社長)は、提供しているCRMシリーズの合計導入店舗数が1000店舗を超えた。前期からMA機能の開発・搭載を重視。Web行動によるCRMの実現化や、LINE@によるCRM・カスタマージャーニーシナリオ作成機能などを搭載し、これまで以上に多くの業種に導入された1年となった。
今期は「導入企業のカスタマーサクセスを目指す」(野口学夫取締役)と説明する。「CRM/MA業界の機能進化と事業者側のリソースがミスマッチしていて、このままいくと業界的に利用者を無視した機能進化をしてしまうのでは」(同)と警笛を鳴らす。
今期は導入企業向けの「操作説明会」や「ノウハウ提供会」を多く開催し、導入企業向けのCRMサポートをより充実させることにより、導入企業のカスタマーサクセスに力を注いでいく。
導入企業を一つのコミュニティーと捉えて次のサービスも検討中と語る。「これだけ多くの企業にご利用いただいている中で、これは一つのデータコミュニティーではないかと考えた。同じツールを使っているコミュニティー内でデータや成功ノウハウを共有することはできないか。もしくはこの集まったノウハウを生かした教育を提供することはできないか」(同)と考えている。
コアフォースが提供しているのは、カートシステムと連動してメール配信やステップメール配信ができるCRMシステム「LTV—Lab(エルティーヴィーラボ)」。月額3万円から利用できる低価格設定で、導入社数が増えている。
【Eコマース業界地図 「CRM編」】 コアフォース〈「LTV—Lab」〉/1000店超に導入/カスタマーサクセス重視へ
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