フロムスクラッチ(本社東京都、安部泰洋社長)が提供する「b→dash(ビーダッシュ)」は、データマーケティングを実現できるプラットフォームとして導入企業数を伸ばしている。マーケティングオートメーション(MA)やウェブ接客、DMPなど多様な機能やアプリケーションを備えており、誰でもCRMなどのデータマーケティングを展開できるという。
一般的なCRMシステムの場合、データ統合基盤を備えていないため、データ活用に膨大な時間がかかるケースが多いという。
「ウェブ広告やサイト回遊、売り上げ、顧客情報などのデータはバラバラに管理されていることが多く、統合基盤がないと効果的に活用できない。『ビーダッシュ』はデータ統合基盤も兼ね備えており、人工知能(AI)によりデータ成型などを自動化できる。専門家でなくてもデータを活用できる仕組みとなっている」(三浦將太執行役員)と話す。
さらに「ビーダッシュ」はCRM機能だけでなくMAやウェブ接客、レコメンド、LPOなど多様なアプリケーションを備えている点も強み。
「EC事業者が必要を感じるたびにさまざまなツールを入れると、それだけで工数や費用がかかる。『ビーダッシュ』は必要なアプリケーションを全て搭載しているので、やりたいと思ったマーケティング施策をすぐに実現できる」(同)と話す。
1月には中小・ベンチャー企業が低価格で利用できる新サービス「b→dash Lite(ライト)」の提供も開始した。月額5万円から利用でき、約7日間で導入できる手軽さが特徴だという。
【Eコマース業界地図 「CRM編」】 フロムスクラッチ〈「b→dash」〉/誰でもデータ活用可能/MA、ウェブ接客など機能多彩
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。