ECサイト内検索を手掛けるビジネスサーチテクノロジ(BST、本社東京都、川邉雄司社長、(電)03―3498―6922)は、導入先にアパレルEC企業が目立つ。ピーチ・ジョンやラコステジャパン、タビオといった有力企業がBSTのサービスを採用。いずれも「ゼロ件ヒット」の改善に成果を上げている。
化粧品のドクターシーラボでは、画像や商品詳細を組み合わせた検索候補の表示などにより、顧客を商品ページに誘導。この結果、サイト内の回遊率が向上し、導入前と比べて転換率は約20%高まったという。タビオでは導入前と比べ、サイト内検索経由のコンバージョン数が118%増加。こうした実績をもとに、BSTは自社サイトを運営するモール出店企業への導入も推し進める。
7月には、スマホ向けの画像付き検索アシストサービス「ポップリンク」のアップデート版「ポップリンク version2.4」の提供を開始した。スマホECの売り上げが増加する一方で、商品購入時の壁となるスマホ検索の使いにくさを解消するために、画面表示の狭さに対応したユーザーインターフェースを追加するなど機能を向上させた。
グーグルが提供してきた有償版のサイト内検索サービス「Google Site Search(GSS)」が18年3月末で提供を終了することを受け、GSS利用企業から、サイト内検索サービスのリプレースについての要望が多く寄せられている。BSTでは、GSSからサイト内検索サービス「probo(プロボ)」へ特別価格で移行できる「GSSマイグレーションプラン」も提供して、課題解決につなげる。
《ファッションEC》注目企業「ビジネスサーチテクノロジ」/有力アパレルECに実績/「ゼロ件ヒット」改善に成果
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