【BtoBーEC支援】Dai「BカートASP」導入事例2/導入先:ラブリーペット商事「PETポチッと 」

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
江見正雄事業部長

江見正雄事業部長

 ペット用品などを卸売りするラブリー・ペット商事(本社大阪府、橋本馨社長)は、ペット用品専門卸売りサイト「PETポチッと」を運営している。
 1971年創業。西日本地域でペットショップ専門店などを中心に卸売りを展開してきた。しかし、時代の流れとともに約10年前から専門店向けの卸売りが減少。新たな市場を開拓することを目的に、3年前にBtoBサイト「PETポチッと」を立ち上げ、西日本の卸売りに次ぐ、売り上げ規模に成長しつつあるという。
 従来のルート営業は、営業マン50人体制で展開してきた。営業拠点のない関東以北や九州地区での展開を行ってこなかったため、ECで市場の拡大を図ろうと考えた。さらに、ECを導入することで社内の業務効率化を図ることに加え、老人介護施設といった新たな市場にもアプローチすることも狙った。
 現在のECサイトは計4人で対応。会員は1000社以上にのぼる。
 取扱商品は2万品目。既存のペットショップなどの取引先から問い合わせがあった場合は、ECサイトで商品を検索し、商品情報を確認するなどの活用も行っている。また、商品カタログが欲しいという要望にも、ECサイトを見てもらうように誘導しているという。
 ペットに関するイベントに出展し、新たな取引先を開拓している。今後は、ネット広告などに加え、ペット同伴可能な新業態向けにDMを送付して新規集客を図る。既存会員に対しては、「LINE@」を活用し、リアルタイムで対応ができるようにしている。3年後に会員数3500社を目指す考えだ。

■導入で業務効率化

 16年11月に「BカートASP」を導入した。
 BtoBに特化していることに加え、営業担当者の対応が早い点が魅力だったという。不明な点については、「解決までの対応が早く、BtoBで成功するためのアドバイスも豊富だった」(江見正雄事業部長)としている。
 以前使用していたカートと比較すると、検索のスピードが改善した。約2万点の取扱商品の登録も容易になったという。以前は、500SKU単位での登録だったが、切り替えた後は、一括でアップロードできるようになったという。
 今後は、セグメントしたBtoBサイトを新たに開設することで、BカートASPの機能を生かしながら、業務効率を高めていく考えだ。

関連リンク・サイト

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

BtoBーEC支援 特集記事
List

Page Topへ