【BtoBーEC支援】Dai「BカートASP」導入事例1/導入先:萩原・スリーアイ事業部「通販アシスト」

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荻原・スリーアイ事業部の社屋

荻原・スリーアイ事業部の社屋

 インテリア雑貨や家具、い草を素材にした商品を卸売りする萩原(本社岡山県、池浦伸治社長)のスリーアイ事業部は、14年からBtoB会員制卸売りECサイト「通販アシスト」を展開している。
 萩原は1892年に創業、1951年に法人化した老舗企業。同社の強みは、中国・インドネシアなどにある提携工場で、OEMの商品供給に対応できる点だ。これまではカタログ総合通販や大手家具店といった取引先が多く、営業マンによる取引が主体だった。ルート営業担当の営業マンを12人配置。ギフトショーなどの大型展示会に出展し、小売店などと接点を持ち、営業マンが訪問して契約している。約2000点の商品を掲載した専用カタログを、営業マンが案内している。
 展示会などで接点を持つ中で、年々EC企業との取引が増えていった。営業マンによるマンパワーでは対応が難しくなってきたことからEC卸サイトを立ち上げることに決めた。
 「通販アシスト」では、約2000点を取りそろえる。収納家具やベットなどが売れ筋だ。現在236社が会員登録し、9割がBtoCのECサイトで占める。展示会への出展のほか、ダイレクトメール(DM)による訴求も継続している。既存の会員にはメルマガの配信で販促している。
 17年10月期の卸ECサイトの売上高は2億円を見込んでいる。
 EC担当者は6人で、従来の卸事業と兼務する形で対応。営業マンが現場で吸い上げた情報をEC運営にも生かす。今秋をめどに、EC専用の商品を投入する予定で、利便性を高める考えだ。
 また、ECで取引額が増えてきた場合は、既存の営業マンによる訪問も行うことで、取引額を引き上げる。今後は、特集サイトの充実のほか、スマホサイトの充実化を図る方針だ。

■業績分析機能に魅力

 萩原のスリーアイ事業部は16年7月にDaiが提供する「BカートASP」を導入した。以前出店していたモールのカートが使用できなくなることをきっかけに切り替えたという。
 期間を設定して顧客ごとの売り上げ分析や注文プロセスの分かりやすさに魅力を感じたという。注文後に自動配信するメールについても、定型フォーマットを顧客のニーズに対応して自動で書き換える機能なども便利に感じている。
 利便性の向上については、「スピーディーに改善を対応していただいている」(スリーアイ事業部・営業部・中村雅弘次長)と満足度を示している。

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