システム開発のサイオ(本社東京都、安田知弘社長、03―3769―3861)が提供する受注・商品情報の一元管理システム「速販」は05年の発売以来、導入企業の環境に合わせた4種類のサービスを提供している。インストール型で手軽に導入できる「速販」、LAN環境で受注データを共有できる上位版の「速販コネクト」に加え、15年からはクラウド版の「速販C2」を提供。さらに16年5月には、販売管理ソフトとの連携がスムーズにできる「速販フロンティア」も再リリースした。
「速販」は受注取り込みや顧客へのメール送信、帳票作成、送り状印刷といった「受注管理」から、出品業務やモール間の商品データ変換、出品情報の編集、画像管理などからなる「商品管理」まで対応している。
「速販コネクト」は「速販」の機能に加え、同一モール内の複数店舗の一括管理機能や、在庫連動システムとの連携機能などを備えている。
「速販C2」は、受注データをクラウド上に保持するため、遠隔地からでも同時に受注処理が行える。スマホやタブレットなどのモバイル端末から受注情報を閲覧することも可能だ。
料金体系は従量プランだけでなく、定額プランもある。ショップの状況によって選べるのも魅力だ。
5月に再リリースした「速販フロンティア」は、オービックビジネスコンサルタントが提供する販売管理ソフト「商奉行」とスムーズに連携できる。
ネットショップの顧客データや受注データなどをまとめて「商奉行」に取り込むことにより、実店舗とネットショップの販売管理がまとめてできるようになる。
「速販」シリーズは楽天やヤフーなど、対応している全てのモールの受注データを、ボタン一つで取り込むことができる機能が特に好評だという。直接モールの管理画面にログインできる機能も人気だ。
EC事業者の環境に合わせたサービスの拡充をさらに進めていきたい考えだ。
【一元管理システム】サイオ 「速販」シリーズ /4種類のシステム提供
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。