【楽天市場向け神ツール】 ソフテル〈一元管理システム「通販する蔵」〉/コロナで本腰の大手が採用/流通総額1.2倍、基幹連携など好評

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 ソフテル(本社岐阜県、北川輝信社長)が提供する複数ネットショップの一元管理システム「通販する蔵」は、大手企業やECモールの有力店舗への導入が進んでいる。導入企業の流通総額は1.2倍のペースで拡大。有力企業がECを本格化する際に、基幹システムとの連携や受注・出荷業務の自動化を実現できる点が好評を得ている。
 「通販する蔵」はクラウドシステムでありながら、顧客の要望に応じたカスタマイズにより最適なシステムを構築できる点が強み。ASP型の一元管理システムに限界を感じ、「通販する蔵」に乗り換えるケースが多い。複数倉庫対応や基幹システムとの自動連携などの課題を解消できる。
 「楽天市場」など大手ECモールの有力店からも支持を集めている。最近はアマゾンの「フルフィルメント by Amazon (FBA)」や、楽天の「楽天スーパーロジスティクス(RSL)」といった、モールの物流サービスと、自社倉庫など複数倉庫で在庫の振り分け処理をしたいといって依頼が来るケースが増えたという。
 「コロナ禍でEC事業に本腰を入れた企業が、ASP型にはない機能を求めたり、自社で開発するにはコストが合わないなどの理由で『通販する蔵』に興味を持っていただく機会も多い」(北川社長)と話す。


■送り状発行を自動化

 受注の自動化、他社システム連携による送り状の自動発行など、業務を効率化できる機能も好評だ。コロナ禍でスタッフの労力を減らしたり、増える受注処理業務を軽減したりできる。
 「アウトソーシングしていた物流業務をコスト削減などの目的で内製化する事業者も増えており、送り状の自動発行機能は喜ばれている。倉庫で商品を読み込み、送り状を発行することもでき、これらの機能を活用したことで出荷業務の労力が3分の1に削減できたケースもある。『通販する蔵』と連携した倉庫管理システム(WMS)も提供しており、事業者のニーズに合った提案もできる」(同)と話す。
 コロナ禍でBtoB向けの卸売りをオンライン化したい事業者も増えており、「通販する蔵」のBtoBオプションも利用が進んでいる。


■フューチャー連携も強み

 グループ会社であるフューチャーショップが提供するECプラットフォーム「futureshop(フューチャーショップ)」との連携にも強みがある。「futureshop」の新CMS(コンテンツマネジメントシステム)「コマースクリエーター」との商品データの自動連動にも対応している。
 「futureshop」が連携しているSBペイメントやエフレジなどの決済サービスとの自動連動にも対応。他の一元管理システムよりも一歩進んだ連携機能が好評だという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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