【これからの電子書籍市場】 コミック主導、売上40%増の企業も

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 電子書籍を手掛ける主要各社では、直近の売り上げが前期比20~40%増の成長を遂げている企業が多い。売り上げ伸長が顕著なジャンルはコミック。コロナ禍の「巣ごもり消費」や無料公開企画が成長を後押ししている。今後のリピーター育成に向けて、BookLiveは作品数の多さを生かしたレコメンド施策を追求する。大日本印刷は好調なBL(ボーイズラブ)ジャンルを取り扱う専門ページを4月に開設した。可処分時間が増えた今の状況を、ゲームや動画業界との顧客の奪い合いと指摘する企業もある。業界の足元の売り上げ実績と今後の施策に迫る。

■掲載記事
・〈インタビュー「今期売上高30%増へ」〉BookLive 淡野正社長/居心地良いストアづくり追求
・大日本印刷/会員数は約580万人に/BL分野の強化で売上拡大
・竹書房/今期は過去最高益へ/5月度売上は前年比約40%増
・ブックウォーカー/「ブックウォーカー」2桁増収/漫画ジャンルがけん引

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ