アイルが提供する複数ECサイトの一元管理ASPサービス「CROSS MALL(クロスモール)」の導入が、「楽天市場」出店者の間で加速している。楽天が3月に導入する「共通の送料無料ライン」へ対応しやすいサービスとして好評を得ている。
「クロスモール」は導入企業数が1400社を超えている。「楽天市場」の有力店も多数導入しているが、昨夏以降から「楽天市場」出店者の導入ペースが高まっている。
「楽天が昨年8月に『共通の送料無料ライン』の具体的な内容を発表してから導入店舗が増えている。商品登録において送料込み価格への一括変更がしやすい点や、注文自動処理でエリア・商品別に配送業者を自動設定できる点を評価していただいている。楽天スーパーロジスティクス(RSL)をはじめ、各モールの物流や3PL企業との連携も強化しているため、導入店舗の選択肢が広がる点も好評だ」(CROSSMALL事業部・本守崇宏マネージャー)と話す。
RSLへの導入支援は100件を超え、昨年6月にはアマゾンの「FBAマルチチャネル」との自動連携も実現した。
RSLへの委託以外にも物流に関する相談は増えているという。流通額が拡大したことで自社倉庫の効率化を相談されたケースでは、自社の物流改善をサポート。その事例はECバックヤード特化型メディア「B.Y(ビー・ワイ)」で紹介している。
「昨年も『BACKYARDFES(バックヤードフェス)』というEC企業のバックヤード担当者向けのイベントを開催した。今年もECのバックヤードを支援するというスタンスを貫いていく」(同)と話す。
【楽天市場向け神ツール】 アイル〈一元管理ASP「CROSS MALL」〉/楽天出店者の導入加速/送料無料ラインの対応力が好評
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