【Eコマース業界地図 「物流編」特集〈注目の越境EC物流〉】 オープンロジ〈物流代行〉/国内外をワンストップ/越境ECの配送体制を強化

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伊藤秀嗣CEO

伊藤秀嗣CEO

 オープンロジ(本社東京都、伊藤秀嗣CEO、(電)03―6369―9331)は、越境ECの配送体制を強化している。送り状やインボイスの発行を効率化し、海外向けの配送キャリアも追加する方針だ。国内の提携倉庫も拡大し、国内外にワンストップで効率的に配送できる体制を構築する。
 物流プラットフォーム「openlogi(オープンロジ)」は、国内にある15拠点の提携倉庫を活用し、明瞭な料金・サービスの物流サービスを提供している。近年、越境ECのニーズが高まっており、海外配送の体制を強化してきた。
 「国際スピード郵便(EMS)の配送手続きは手間がかかる。当社では重量やサイズなどを効率的に登録し、データ連携により送り状やインボイスを発行する仕組みを用意している。今後、海外向けの配送キャリアを増やし、よりコストを削減したり、サービスを選択したりできるようにする」(伊藤CEO)と話す。
 国内向けの保管・配送体制も強化する。現在、関東13拠点、関西2拠点の倉庫を活用しているが、提携先をさらに増やす方針だ。
 「提携先を広げ、将来的には47都道府県すべてに提携倉庫を作りたい。分析に基づき在庫を分散したり、返品の際には最寄りの倉庫に戻したり、顧客のニーズに合わせて提案できるようにしたい」(同)と意気込みを語る。

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