【Eコマース業界地図 「物流編」特集〈スマートロジの可能性〉】 日立物流〈物流代行〉/出荷量で稼働時間変更/夜間も稼働し効率出荷

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 日立物流は19年9月23日、複数のEC事業者がシェアして使用できる物流倉庫「従量課金型ECプラットフォームセンター」の稼働を開始した。
 同倉庫では、1日の出荷量に応じ、倉庫の稼働時間を柔軟に変更できる。その日の出荷量が多い場合は、夜間も稼働するという。1日の最大稼働時間は、20時間程度。効率的な出荷が行えるため、EC事業者の売り上げ拡大に貢献できるとしている。
 同倉庫の1日当たりの出荷件数は、現在のところ最大で1万7000件だとしている。
 モール、自社サイトなど、異なるチャネルでの販売を行う場合でも、同社の受注管理システムに連携させ、一元管理することが可能だ。そうした場合は別途費用が発生するという。費用は従量課金制。従来は、「商品の保管費用」や「作業費」などを一つ一つ決める必要があったが、従量課金制の料金の中に全て含まれているという。1日当たり数十~数百件の出荷を行う、化粧品・健康食品・雑貨事業者にとって、利用メリットが大きいサービスだとしている。
 すでに同倉庫について契約を結んでいるEC事業者が、数十社あるという。

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