ヤマト運輸(本社東京都、栗栖利蔵社長、(電)03―3541―3411)は9月3日、宅急便の発送手続きをスマホで完結できるサービスの提供を開始した。専用サイトで送り先情報を登録すれば、伝票を書かずに全国のヤマト運輸直営店やコンビニから手軽に発送できる。LINEと連携し、住所を知らない相手に配送したり、相手に住所を知られずに配送したりすることも可能だ。
新サービスは宅急便(発払い/着払い)、宅急便コンパクト(発払い)、クール宅急便(冷蔵/冷凍)が対象となる。ApplPay(アップルペイ)やキャリア決済などで事前にオンライン決済を完了できる。
9月3日から約4000店あるヤマト運輸の直営店舗で対応を開始し、同9日にはセブン―イレブンやファミリーマートの約3万7500店に対応店舗を拡大した。
9月9日からはLINEの友だちに住所を入力してもらうことで、送り先が分からない相手にも配送できるようになった。LINEの友だちには送り主の個人情報を明かさずに配送することも可能になった。
今後はオープン型宅配ロッカー「PUDOステーション」からの発送にも対応する。さらに複数口宅急便や空港宅急便、ゴルフ宅急便でも新サービスに対応したい考えだ。
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