【Eコマース業界地図 「物流編」特集〈実力派サービスの最新動向〉】 〈「WMS」注目サービス〉ロジザード/上場で引合案件増加/アカウント数は1139件

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 システム開発のロジザードは19年6月期、売上高が前期比7.9%増の14億5400万円、営業利益は同61.9%増となる2億3800万円だった。主力となる在庫管理システム「ロジザードZERO(ゼロ)」の機能追加を図るとともに、新規取引先が増加したためだ。昨年の東証マザーズ上場以来、引き合い案件が増加している。前期末時点の契約アカウント数は同13.0%増の1139件だった。
 昨年7月4日、東証マザーズに上場した。上場後「大手企業からの引き合いが増えている。ここ1年でそこが変わった」(亀田尚克執行役員営業部部長)と言う。倉庫管理システム(WMS)のスタンダードとして認識してもらえるようになったことと、01年の設立から業歴もあるとの認知が広がっているためだ。
 小売業やメーカーにとってECへの取り組みは当たり前となっている。ロジザードに寄せられる案件も、中小EC事業者からの案件でなく、小売業が倉庫の在庫を店舗で保管するようにしていきたいとか、ECの在庫を店頭に回して管理したいという要望が寄せられている。
 それに対応するサービスとして今年5月、「ロジザードZERO」と連携したクラウド型店舗在庫管理システム「ロジザードZERO―STPRE(ストア)」を販売開始した。
 ECサイトの在庫だけでなく、実店舗の在庫管理に関する課題を解決するため、「ロジザードZERO」とシームレスに連携。「ロジザードZERO」で倉庫の在庫管理をしている場合、商品マスターをそのまま「ロジザードZERO―STORE」に活用できるようにした。
 商品マスターを整理しなくても、短期間に店舗とECの在庫管理を可能にする。

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